
こんにちはアオクマ(@bluezzly)です。
トレーニング器具に疎い人にとってプレートはただの重りでどれも変わらないから安けりゃ良いと思ってしまうかもしれません。
でも実際にはプレートは細かいところに差があり、目的や使用方法によって注意して選ばなければ後悔します。
このページではホームジム用のおすすめバーベルプレートや選び方・ポイントを解説しています。
バーベルプレートの種類

- スチールプレート(アイアンプレート)
- ラバープレート(コーティングプレート、バンパープレート)
スチールプレート(アイアンプレート)
スチール(鋼鉄)むき出しor表面をペイントされただけのプレート。
パワーリフティング大会で使用されるのはこちら。
メリット
- 安い
- 薄いのでかさばらない
- 薄いのでバーベルシャフトに沢山装着できる
- 薄いので高重量を装着してもバーベルが撓りにくい
デメリット
- 競技用で重量誤差が少ない物は高い
- 薄くて持ちにくい
- 表面のペイントコーティングが剥がれる
- 床を傷つけやすい
- 手入れしないと錆びる
- 冷たい(特に冬)
- 金属むき出しなので音がうるさい
- クイックリフトで床に落とすのには向いていない
ラバープレート(コーティングプレート、バンパープレート)
表面がゴムでコーティングされたプレート。
コーティングプレートはスチールの表面を薄っすらコーティングしただけ。
バンパープレートはゴムのコーティングが分厚く耐久性が高く、クイックリフトで高いところから落とすことを想定して作られている。
ウェイトリフティングやクロスフィット、クイックリフトで使用されるのはバンパープレート。
メリット
- 音が静か
- 錆びないし汚れても拭けばキレイになる
- 床を傷つけにくい
デメリット
- 高い
- 競技用重量誤差が少ない物はもっと高い
- 厚いのでかさばる
- ゴムが臭いものもある
- 分厚くてバーベルシャフトに装着できる枚数が少ない
- 分厚いため高重量になるとスチールプレートよりもシャフトが撓りやすい
バーベルプレートの選び方・チェックポイント
- パワーリフティング大会基準
- スチールかバンパーか
- 静音性
- 重量誤差
- 直径
- 形状
- 色
パワーリフティング大会基準
(b)プレートの規格は次の通り
①競技会で使用するプレートの誤差は、0.25%または10g以内である事。②プレートの穴の大きさは52㎜~53㎜。
③プレートの種類は、1.25㎏,2.5㎏,5㎏,10㎏,15㎏,20㎏,25㎏, 50㎏。(国際大会においては、50㎏プレートは使用できない。)
④記録用として、現記録より500g以上増量できるプレートを用いても良い。 250g,500g,1㎏(記録用プレートは陪審員席に置く)
⑤20㎏以上のプレートは厚さ6㎝以内とする。 20㎏未満のプレートは厚さ3㎝以内とする。
⑥プレートの色分けは次の通り。 10㎏以下・・・何色でも可 15㎏・・・黄色(国内:オレンジ等可)
20㎏・・・青 25㎏・・・赤 (国内使用のみ 50㎏・・・緑)⑦プレートには全て重量を明記する。重いプレートからバーの内側に入れ、レフリー が一見して重量が分かるようにしておく。
⑧一番内側に付けるプレートは表が向かい合うようにする。その他のプレートは重量
が表示されている方を外側に向ける。⑨最大プレートの直径は45㎝を超えない事。
⑩ゴムでカバーされたプレートを使用してよい。但し、公認されたプレートであること。 補助員が握れるようカラーの外側からバーの先端部まで10㎝は間隔をあけておくこ
出典:日本パワーリフティング協会ルールブックH30版改正
と。
スチールかバンパーか
スチールプレートにするべき人
- パワーリフティングの大会に向けて試合に近い状態で慣れておきたい人
- 300kg近くの超高重量を扱う人(バンパープレートだとかさばって装着できないから)
- 費用を抑えたい人(※ただし競技用で重量誤差の少ない物は高い)
バンパープレートにするべき人
- クイックリフトでガンガン床に落としたい人(※そもそもホームジムの環境によっては危険なので注意)
- とにかく静音性を重視している人
- プレートを綺麗に保ちたい人
- 資金が豊富な人
静音性

- ホームジムの防音性能が高く、周りの迷惑にならなければスチールプレートでも可
- 音が出ると周りの迷惑になる場合は静音性が高いラバープレート
ホームジムの場合、プレートの静音性は超重要事項となる。
スチールプレートの場合、どうしても金属音がうるさい。
ホームジムの配置や防音性によっては問題にならない場合もある。
しかし家族がいて普段の生活環境に近い場所にホームジムがあったらプレートの金属音は超大問題。大ひんしゅくを買う。
そういった不安があるのであれば問答無用でラバープレートにした方が良い。
重量誤差

- 予算に余裕があれば重量誤差が少ないプレートがおすすめ
実はプレートの性能差の一つとして重量誤差がある。
「ちょっとぐらいの差なら別にいいんじゃないの?」と思うかもしれないが注意。
塵も積もれば山となる。
高重量になるとプレートは何枚も装着することになる。
そうるすと結構な左右差になってしまうことがある。
左右差があるバーベルでトレーニングしたら当然バランスは取りにくいし、そんな状態で続けたら身体にも左右差が生じてくる。
また、重量誤差のせいで思っていた重量よりも実は軽かったらとてもがっかりだ。
ちなみにパワーリフティングやウェイトリフティングなどの大会は重量誤差が少ないものを使用することになっている。
そしてそういった重量誤差の少ないプレートは価格も高くなる。一方で安物は重量誤差が多いものが多い。
◆パワーリフティング基準の重量誤差:0.25%or10g以内
直径

- 20kg以上の大きいプレートは直径45㎝のものを選ぶ
一般的にほとんどのプレートの最大直径は45cmになっているが、実は物によって微妙に違うものがあるようだ。
なぜ直径が大事なのかというと、デッドリフトに影響するからだ。
デッドリフトで同じ重量のプレートを装着した場合を考えてみよう。
プレートの直径が大きければスタートポジションが高くなり楽になる。
逆にプレートの直径が小さければスタートポジションが低くなり大変になる。
基本的には20kg、25kgのプレートは直径45㎝のものを選ぶようにしておけば間違いない。
※バンパープレートの場合はある程度軽い重量も直径45㎝になっているが、スチールプレートは20kg以上だけが直径45㎝で15kg以下は直径も小さくなっている。
◆パワーリフティング基準のプレートの直径:45㎝以内
形状

- 円形のものを選ぶ
- 穴が開いていると持ちやすくプレートを持ってトレーニングもできる
形状は様々だ。
使いやすさという点では表面に穴が開いている方が持ちやすく使い易い。
また、物によってはプレートを握れるようになっていて、ダンベルやケトルベル変わりに使用できるようになっているものもある。
また外側が多角形になっているプレートがあるがおすすめしない。
プレートが転がらないため安全だが、デッドリフトでプレートを転がしながらセッティングすることができない。それにバーベルを床に置くときに使いにくい。
色

- 色は好みでOK
プレートはカラフルな物や、黒一色な物、金属の色むき出しのものなどがある。
色が付いていると重量が分かりやすいというメリットがあり、一般的に25kgが赤、20kgが青、15kgが黄色、10kgが緑となっていることが多い。
「それは別に大丈夫」という人は基本的に性能に影響しないので好きなものを選べば良いと思う。
おすすめバーベルプレート
- ROGUE(ローグ)
- GYMWAY(ジムウェイ)
いずれもMBC POWERさんで購入可能。
これらの中から選べば高品質で間違いないバーベルプレートが安く購入可能だ。
ROGUE(ローグ)
IPF公認品でパワーリフティング国際大会でも使用されている高品質なバーベルプレート。
重量誤差はわずか±10g。
[sanko href=”https://www.mbcpower.jp/SHOP/171442/list.html” title=”Rogue Weightlifting Plates” site=”MBC POWER”]
国際ウェイトリフティング連盟の基準をクリアした高品質バーベルプレート。
重量誤差は±15g。
スチールプレート、バンパープレートどちらもこの性能でこの価格は安い。
そしてカッコいい。
GYMWAY(ジムウェイ)
ROGUEのバンパープレートが高くて無理という場合はこちらがおすすめ。
ROGUEより安いが品質は全く問題なく高品質とのこと。
重量誤差はコンペティションバンパープレートで±5g以内、トレーニングバンパープレートで±50g。
バーベルプレートまとめ
バーベルプレート選びのポイントは…
- パワーリフティングの大会を想定するならスチールプレート
- 静音性を重視するならラバープレート
- MBC POWERさんでROGUEかGYMWAYのプレートを選んでおけば間違いない
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