ホームジムが良いかどうかは人によるのでよく考えよう

こんにちはアオクマ(@bluezzly)です。
私はかれこれ10年近く市営ジムや民間のジムに通っていました。
でもジム通いは私にとってデメリットが多かったので、今は自宅にホームジムを作りそこでトレーニングしています。
実際にホームジムでトレーニングしてみるとかなり多くのメリットを享受できているなあと思います。しかしその反面人によっては結構デメリットになるだろうなあと感じた部分もあります。
今回の記事ではホームジムのメリットとデメリットを解説します。
ホームジムのメリット
メリット①移動時間ゼロ・交通費ゼロ・会費ゼロ

当たり前のことだが、ホームジムだと移動時間・交通費・会費がゼロになる。
これは物凄く大きい。
1年、5年、10年、20年と長いスパンで計算してみればこれがどれだけ素晴らしいことか分かるはずだ。
長くトレーニングを続ければ続ける程、ホームジムの方がお得。
ジムの会費が1万円だとすると、1年間で12万円。10年間で120万円。20年で240万円になる。
それだけのお金があれば相当立派なホームジムが作れるしお釣りも来る。
さらにここに交通費・ガソリン代等が加わるととんでもない金額になる。
また、ジムが遠い人は移動時間がゼロになることでかなりの時間節約になる。
これも長いスパンで計算してみてもらうと、とてつもない時間の節約になることが分かるはずだ。
ジムへの往復で30分掛かり、週3日通っている人の場合、1年間でおおよそ78時間の時間節約になる。
これが10年続くと、780時間(32.5日)になる。つまり約1ヵ月の時間が節約できるのだ。
人によって差はあるがこの時間と経済面でのメリットはとてつもなく大きい。
何を隠そう私がホームジムを作ろうと決心した大きな理由はここにある。
メリット②待ち時間ゼロ

ホームジムだと待ち時間ゼロだ。
ベンチプレス台とかパワーラックの順番待ちをせず直ぐにできるのは最高だ。
メリット③休館日なし・時間制限なし・天候関係なし
ホームジムの場合、休館日もないし、時間制限もないので好きな時に好きなだけトレーニングができる。※家族の反対がなければ
外に出る必要もないので台風でも関係ない。
どんなプログラムでも休館日に邪魔されずにできるのはとても嬉しい。
メリット④無駄な人付き合いなし
人づきあいが苦手な人にとってはとても大きなメリットだ。
トレーニング中に話しかけられて邪魔されることもないしとても集中できる。
※ただし家族に邪魔される可能性はある。
メリット⑤自由に動画撮影できる

写真や動画撮影が禁止されているジムもあるがホームジムは当然自由だ。
ホームジムでは自由に動画撮影してフォームを分析したりSNSにアップしたりできる。
メリット⑥自分の好きなBGMを流せる

ホームジムでは自分の好きな曲を流して集中力を高めたり、気合を入れることができる。
自分だけの空間なのだ。※騒音には注意
メリット⑦自由にトレーニングできる
ホームジムでのトレーニングは、基本的に自由だ。
ルールを決めるのは自分。
床の強度や家族が許せば基本的にやりたい放題だ。
床引きデッドだってお咎めなし。※床の補強や防振・防音対策は必要
メリット⑧インターバル中に好きなことをできる
自宅にいればインターバル中に色んなことができる。
例えば家事をしたり、パソコンいじったり、テレビを観たり、本を読んだり。
インターバルを有効活用できる。
メリット⑨人目を気にせず好きな服装でトレーニングできる

ホームジムでは周りの人目を気にせずのびのびとトレーニングできる。
ベンチプレスのときにへそが出てしまっても恥ずかしくないし、ボロボロのウェアを着ても恥ずかしくない。
メリット⑩インターバルをたっぷり取れる
ジムだと混んでいる場合は長いインターバルを取りにくいが、ホームジムでは気にせずたっぷり取れる。5分でも10分でも誰からも文句は言われないし、無言のプレッシャーを感じることもない。
メリット⑪多セットのプログラムもできる
例えばスモロフJrのようなセット数が物凄く多いプログラムでも、周りを気にせず思う存分できる。
ホームジムのデメリット
デメリット①建物の構造によってはできるトレーニングに制限がある
例えば木造アパートの2階とかだと最悪。
騒音・振動等で近所迷惑になるのでおすすめできない。
また、床の強度的にもデッドリフトとかは恐い。
あとは狭すぎる部屋だとバーベル等の器具が置けない場合もあるので注意だ。
デメリット②騒音・振動問題
トレーニングは結構大きい音が出る。
バーベルやダンベル、マシンの金属音などは結構響く。
デッドリフトで床にドスンと落とそうものならかなりの音・振動がするだろう。
建物によって防音・防振性能には差があるので十分注意しなければならない。
場合によってはホームジムをあきらめなければならないだろう。
デメリット③初期費用が高い

ホームジムは会費が掛からない分初期費用が相当掛かる。
まず賃貸でホームジム用のスペースのある物件となると、それだけで家賃が上がるので会費と比較すると高く付くこともありえる。
新築でホームジムを作る場合も、一部屋作るのに+100万円ぐらいは掛かるかもしれない。
器具や床の補強材等についてはどんなホームジムにするかによって費用は変わる。
安いもので揃えればそんなに掛からないが、それでもトータル10~20万円は掛かるだろう。
ただ安いもので揃えると、強度の不安や使い勝手の悪さ等様々なストレスも抱えることになる。
しっかりとしたもので揃えていくと50万円を超える場合もある。
10年20年と長くトレーニングを続ければ全然元は取れるが、すぐに辞めてしまえば大損だ。
まあ良いトレーニング器具であれば売ることも可能だが。
デメリット④家族の理解がないと大変
結局のところ、家族の了承が得られないとホームジムは作れない。
大反対されるケースも少なくないだろう。
デメリット⑤子どもの侵入・事故に注意

小さい子どもがいる場合、ホームジムに入られると大事故のリスクがある。
鍵を付けるなど対策を打たないと最悪の事態が発生する可能性があるので注意だ。
デメリット⑥エアコンがないと夏・冬は地獄

ホームジムに空調がないと本当に危険。
特に夏場なんかは信じられないぐらい汗を掻く。
脱水、熱中症等のリスクもめちゃくちゃ高くなるし、明らかにパフォーマンス自体が下がる。
新たにエアコンを付けるとなるとその費用も計算に入れなければならない。
デメリット⑦潰れた時や体調を崩したときに誰も助けてくれない
ベンチプレスやスクワットをするときはしっかりとセーフティーを設定していないと、潰れた時に超危険だ。
また、熱中症になったり気分が悪くなったりしたときに、家に誰もいないと自分で何とかしなければならない。
この辺の安全管理・体調管理は全て自己責任なので細心の注意を払わなければならない。
特に持病等を持っている人は危険なのでホームジムはおすすめできない。
デメリット⑧モチベーションが保ちにくい
ホームジムでは常に一人なので孤独な闘いになる。
誰も見ていないので頑張るのもサボるのも自分次第。
自分でしっかり目標を持って取り組まないとモチベーションが続かなくてダレ易い。
まあ最近はSNSでもトレーニー人口が増えているのでそういうのを見てモチベーションを保つのも一つの方法だろう。
デメリット⑨入れられる器具には限度がある
ホームジムは、広さや床の強度によって使用できる器具に制限が生まれる。
木造の2階で床の強度が弱ければ、何百キロもあるマシンやバーベルは危険なケースがある。
またバーベルは長いので、横幅が狭い部屋だと物理的に置けなかったり、プレートを付け替えるスペースがないこともある。
ホームジムは基本的に自由ではあるが、現実問題として物理的にできないこともあるのだ。
デメリット⑩トレーニングをやり過ぎてしまう
ホームジムでは待ち時間も時間制限も休館日もないので、好きなだけトレーニングできる。
その結果、ついついトレーニングをやり過ぎて調子を落としたり怪我をしてしまうケースがある。
制限がないというのはそういった怖さもあるので気を付けなければならない。
デメリット⑪居住スペースが潰れる
ホームジムを作るということはそれだけで一部屋分はスペースが潰されることになる。
部屋数の少ない家の場合、大問題になる可能性がある。
一人暮らしであれば気にしなくても良いが、家族で暮らしていればとても生活が窮屈になってしまう恐れがあるので注意だ。
ホームジムのメリット・デメリットまとめ
以上のようにホームジムには多くのメリットとデメリットがある。
環境によって個人差はあるが、経済的なメリットや時間的なメリットは一度計算してみて欲しい。
またホームジムは基本的に自由ではあるが、物理的な制限や、家族の反対、近所迷惑等いろいろと制約があることも多い。
ホームジムを作ろうという場合はこれらの問題をクリアできるかどうかが第一関門だ。
決して自分一人の都合で作って周りに迷惑を掛けないよう注意したい。
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