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【バーベルシャフトの選び方】ホームジム用【おすすめ】

バーベルシャフト
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※当記事はやや情報が古くなっているので下記サイトのページも合わせてご確認ください

目次

バーベルはただの鉄の棒ではないので適当に選んではいけない

aokuma

こんにちはアオクマ(@bluezzly)です。
バーベルシャフトは単なる鉄の棒でどれも変わらないと思っている人もいるかも知れません。
でも実はかなり品質や使用感に差があります。
そのため絶対に適当に選んではいけません。
この記事ではそんなバーベルシャフトの選び方について解説します。

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バーベルシャフトの部位と名称

バーベルシャフトの各部位の名称
  • シャフト:手で握る部分
  • スリーブ:プレートを装着する部分
  • ローレット:シャフト表面の滑り止め加工

バーベルというと、金属の棒の両端に円盤状の重りが付いたものをイメージすると思う。

バーベルシャフトは一般的にバーベルの棒の部分のことを指す。

シャフトには部位ごとに上記の通り名前が付いている。

バーベルシャフトの種類と違い

様々なバーベルシャフト

バーベルシャフトには様々な種類がある。

真っすぐなストレートシャフトだけでなく、EZバーやトライセプスバー等変わった形状をしたシャフトもある。

ホームジムを作る際に一番初めに購入するべきなのは真っすぐなストレートシャフトだ。

ストレートシャフトであればBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)をはじめとした様々な種目ができる。

他のシャフトは後から必要に応じて買い足していけばよい。

そしてストレートシャフトにもスタンダードシャフトとオリンピックシャフトの2種類あり、どちらを選択するかは大きな分岐点になる

なぜなら、プレートを装着するスリーブ部分の太さが違うので、それぞれ対応するプレート(重り)も違うから。

レベルが上がれば重りも買い足していくことになるが、はじめに選んだシャフトによってどういった規格のプレートを買い足していくかも決まってしまうのだ。

  • スタンダードシャフト
  • オリンピックシャフト

スタンダードシャフト

スタンダードシャフト
シャフトの直径28mmのものが多い
スリーブの直径28mmのものが多い
対応プレート穴が直径28mmのプレート
長さ短めのものが多い
重量軽めのものが多い(10㎏前後)
耐荷重量低いものが多い
価格安いものが多い
  • 安い
  • コンパクト(短い)
  • 短いことでやりにくい種目・フォームがある
  • 耐荷重量が低く高重量トレーニングには向かない
  • スリーブが細いためプレートの付け替えがやりにくい

通称「スタシャ」。

ライト層のトレーニーは安くてコンパクトだからという理由でこのスタンダードシャフトを選ぶことが多い。

しかし長さが短いとワイドグリップベンチプレスやワイドスタンスデッドリフトができないという欠点がある。

また強度も弱いため、高重量を扱おうとすると撓ったり最悪曲がってしまう

またスリーブ部分も細いのでプレートの付け替えが大変。

ということで基本的にメインとして使用するにはおすすめできない。

ただ補助トレーニング用としてはお手軽で良いかもしれない。

オリンピックシャフト

オリンピックシャフトの特徴
シャフトの直径28mm or 29mm
スリーブの直径50mm
対応プレート穴の直径が50mmのプレート
長さ主に220cm
重量主に20kg
耐荷重量高いものが多い(数百kg)
価格高いものが多い(数万円〜十数万園)
  • 長くワイドのベンチプレやデッドリフトが可能
  • 強度が強く高重量のトレーニングが可能
  • 価格が高い
  • 長いため狭い部屋では使用できない場合がある
  • シャフトだけで20kgあるため初心者の女性には重い

オリンピックシャフトは、パワーリフティングやウェイトリフティングにも使用される。

※それぞれの競技用にさらに特徴が分かれる。

基本的にBIG3をフォームの制限なくしっかりやりたい、または高重量を扱うという場合はオリンピックシャフトをおすすめする

というかホームジムでしっかりトレーニングをするならBIG3が中心になりやすいので、特別な問題がなければオリンピックシャフト一択だ

ただし価格が高く、220㎜という長さがネックで狭い部屋では使いにくい場合もある。

またシャフトだけで20kgもあるため、初心者の女性には少し重いかもしれないので注意だ。

特別な理由がなければオリンピックシャフト一択

オリンピックシャフトとスタンダードシャフト比較

しっかりと本格的にトレーニングをするのであればオリンピックシャフト一択だ。

前項でも述べたとおりスタンダードシャフトは短くてフォームに制限が掛かるし、強度も弱い。

自分のレベルが上がれば絶対に強度不足でオリンピックシャフトに買い換える羽目になる

そうするとプレートも買い換えないといけないので更に費用が掛かる

オリンピックシャフトはスタンダードシャフトと比べて高いが、長い目で見れば絶対に最初からオリンピックシャフトを購入した方が良い。

パワーリフティング用、ウェイトリフティング用、多目的用シャフトの違い

パワーリフティング用ウェイトリフティング用多目的
用途主にパワーリフティング(BIG3)主にウェイトリフティング、クイックリフト両方
シャフト直径主に29㎜28㎜主に28.5㎜
撓り撓りにくい撓りやすい中間
ローレット強い普通普通
センターローレット有り有り無し
グリップマーク中心から40.5㎝中心から45.5㎝両方
回転回りにくい回りやすい中間

オリンピックシャフトにも色々あるが、選択する上で上記3つ(パワーリフティング用、ウェイトリフティング用、多目的用)の分類を抑えておきたい。

なぜなら用途によって自分がどのシャフトを選ぶべきかも変わってくるからだ。

パワーリフティング用シャフトだとクイックリフトがやりにくいし、ウェイトリフティング用ではBIG3がやりにくい。

多目的バーは万能だが、競技者レベルで考えると大会時と感覚が変わってしまう不安がある。

オリンピックシャフトの選び方・ポイント

オリンピックシャフトもものによってかなり性能に差がある。

オリンピックシャフトを選ぶ際のポイントを挙げたので参考にしてみて欲しい。

長さは220㎝

オリンピックシャフトは220cmがおすすめ

ほとんどのオリンピックシャフトは長さ220㎝だが、短いタイプのものもあったと思う。

ここは確実に220㎝のものを選びたい。

理由は、短いとパワーラックとサイズが合わなくて使えないことがあるから。

あと、スリーブ部分が短いと装着できるプレート(重り)が少なくなるから。

強度(耐荷重量)が高い物

オリンピックシャフトは強度が強いものを選ぶ

耐荷重量は高いに越したことはない。

安物は耐荷重量が低いことが多く、高重量で使っていると曲がってしまうことがある

曲がったシャフトでのトレーニングはやりにくいし危険。

後悔しないためにも、強度が強いシャフトを選びたい。

※女性などで扱う重量が極端に重くなる可能性がない場合はほどほどで大丈夫。

ローレット加工

オリンピックシャフトのローレットは滑りにくい物を選ぶ

シャフトは強度に目が行きがちだが、実はローレット加工も重要。

ローレット(滑り止めのギザギザした加工)はかなり品質にバラツキがある。

安物はローレットが弱く、高重量を扱うときは滑り止めチョークやストラップを使用しないと滑って使いにくい

一方ローレット加工がしっかりしているものは、良く手に吸い付き滑り止めチョークなしでも中々滑らない

トレーニング時の快適性にかなり影響するので要チェックだ。

BIG3などでは滑りにくい方が良いが、ウェイトリフティングやクイックリフトでは滑り止めが効きすぎているとやりにくい。
またローレットが強過ぎると手のひらが痛かったり、スクワットで担いだときにTシャツが痛みやすかったりデッドリフトのときに脛を傷つけやすかったりするというデメリットもあるので注意。
あくまでも使用用途に合わせて選択するのが重要。

ローレットの位置

オリンピックシャフトのローレット位置の違い

ローレットの位置はシャフトによって微妙に変わる。

どんな所に影響するかというと、デッドリフトでシャフトを持つときだ。

肩幅が狭い人の場合、自分の持ちたいところにローレットがなくてツルツルしているということは多い

基本的には自分が持ちたいところにローレットがあるシャフトを選ぶと良い。

しかしパワーリフター(目指している人も含む)はローレットの位置が合わなくても敢えてパワーリフティングの大会で使用されやすいシャフトを選んだ方が慣れるので良いだろう。

BIG3で高重量を扱う場合は直径29㎜で撓らないもの

オリンピックシャフトは直径29㎜で撓らないものを選ぶ

オリンピックシャフトには直径28㎜のものと直径29㎜のものがある。

結構この1㎜の差が握ったときの感覚や撓り具合などに影響する。

BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)で高重量を扱う場合は、直径29㎜で撓らないものを選ぶべきだ。

理由は、バーベルが動くたびにシャフトが撓って大きく弾んでいたらバランスが取りにくいから。

あとはデッドリフトでシャフトが撓ると使用重量が上がるが、撓らないシャフトにしたときに使用重量が下がってがっかりするから。

またスクワットでも撓りがあるとボトムでバウンドするため、フォームに影響してしまう。

あまりにも高重量だとただ担いでいるだけでバーベルが揺れるので大変やりにくい。

ちなみにパワーリフティングの大会は29㎜の撓りが少ないシャフトが使用される場合が多い。

パワーリフターなら29㎜の撓らないシャフトを選ぶべきだ。

クイックリフトもやりたい場合は撓りが効くもの

クイックリフトには撓るシャフトの方が良い

クリーンなどのクイックリフトも行いたい場合は撓りが効く方がやり易い。

だが、BIG3では若干やりにくい。

シャフトには両方に対応した中間位の機能を持ったものもあるのでそちらを選択するのも手だ。

とはいえホームジムでクリーンとかジャークとかをガンガンやって床にドッカンと落とすことは流石に考えにくい。

ホームジムで練習するウェイトリフターなんてあまり聞かないし…

極端なワイドスタンスのデッドリフトをやる場合はプレート間の長さ(距離)に注意

オリンピックシャフトのプレート間の距離

シャフトに実際にプレートを装着したとき、両側のプレート間の距離はシャフトによって違う。

主にシャフトの幅、インナースリーブと呼ばれる部分の幅、スリーブ部分の幅の割合に差があるためだ。

プレート間の距離が広ければ広い程デッドリフトでよりワイドスタンスが取れる

逆にプレート間の距離が短いとスタンスもわずかだが狭くなる

僅か数㎝の差ではあるが、限界近くの重量になるとこの差が大きく感じられる。

またスクワットではプレート間の距離が短いと、バックステップの際などにプレートがラックやセーフティーにぶつかりやすくなるので注意。

ちなみにこれはスリーブの内側にカラーを挟むことで解消できる。※ただしバーベルは撓りやすくなるので注意

パワーリフターならエレイコシャフトを基準に考えるべき

色々と解説してきたが、パワーリフターもしくはパワーリフターを目指している人はエレイコシャフトを基準に考えるべきだ。

というのもエレイコシャフトは世界中の様々なパワーリフティング大会で使用されているから。

パワーリフティングではワールドスタンダードなシャフトなのだ。

エレイコシャフトは高すぎるのでホームジム用として購入するのはハードルが高い。

しかしROGUEなどメーカーによってはエレイコシャフトと同じサイズ・幅で作られているシャフトが販売されているのでそちらを選択するのも良い

パワーリフターであればエレイコシャフトかそれに近いシャフトで練習を積むのが勝利への近道だろう。

エレイコやROGUEのシャフトについては下記のMBC POWERさんのホームページで購入可能だ。

おすすめオリンピックシャフト3選(パワーリフティング・BIG3向け)

ELEIKO(エレイコ)パワーリフティングコンペティションバーNXG

メリット

  • パワーリフティング国際大会基準の最高級品バーベルシャフト
  • 硬くて高重量でも撓りにくい

デメリット

  • 価格が高い
  • 入荷待ち

バーベルシャフトの最高級品であり最先端。

価格が高いのが難点だが、経済的に余裕がある人はこれを選んでおけば間違いない。

MBC POWERさんで購入可能。

ROGUE(ローグ)ステンレスオハイオパワーバー

メリット

  • エレイコシャフトとほぼ同性能でパワーリフティング国際大会でも多数使用されている
  • エレイコシャフトより安い
  • ステンレスで錆びにくい

デメリット

  • 入荷待ち

ほぼほぼエレイコシャフトと同性能。

それでありながら価格は半額ぐらいに抑えてある。

エレイコシャフトは高すぎて無理だが妥協はしたくないという人にはこちらがおすすめ。

こちらもMBC POWERさんで購入可能。

BULL(ブル)オリンピックシャフトOPS

メリット

  • パワーリフティング国際大会基準
  • 日本国内大会で使用されることが多い
  • 国内メーカー製品のため入手しやすい

デメリット

  • エレイコやローグに比べると若干撓りやすいらしい

国内メーカー商品。

日本のパワーリフティング大会で使用されることも多い。

日本国内のパワーリフティング大会に向けて慣れておきたいという人にはおすすめ。※もちろん国際大会でも使用されている。

おすすめオリンピックシャフト(ウェイトリフティング・クイックリフト向け)

基本的に日本の多くのホームジムでは、クイックリフトを行うことは少ないだろう。高いところからバーベルをドッカンドッカン落とすのは、床の強度や騒音問題もあり現実的ではない。

しかし、環境によってはそれが許される場合もあると思うので一応紹介しておく。

上記に5本ウェイトリフティング用のシャフトを挙げたが、GYMWAYを除きどれも10万円前後する。

コスパを重視するならGYMWAY一択。しかしウェイトリフターであれば大会で使用されるメーカーとかにも拘るべきかもしれない。

おすすめオリンピックシャフト(多目的)

上記2つはシャフトの直径が28.5㎜と、パワーリフティング用とウェイトリフティング用の中間の太さ。

硬さや撓りやすさ等も中間となっており、BIG3・クイックリフト両方に対応可能なシャフトとなっている。

パワーリフターやウェイトリフターにとってはやや中途半端になってしまうかもしれないが、その他のトレーニーにとっては万能なシャフトとも言える。

耐腐食性の高いものが良ければROGUE(ローグ)ステンレスオハイオバー、コスパ重視であればGYMWAY(ジムウェイ)クロストレーニングバーがおすすめ。

おすすめショートスリーブオリンピックシャフト(省スペース用)

ホームジムを作る上で部屋の広さが狭く、220cmのオリンピックシャフトの使用が厳しい場合はこちらのショートスリーブパワーバーがおすすめ。

狭い部屋でバーベルが長いとプレートの付替えがとても大変。

しかしショートスリーブバーは名前の通り、スリーブ部分が短くなっているため、狭い部屋でも扱いやすい。

ちなみにGYMWAYのショートスリーブバーは190cmで一般的なオリンピックシャフトよりも30cmも短い。

スリーブ部分が短いと装着できるプレート枚数に制限があり、高重量を作りにくいため薄型のプレートとの併用がおすすめ。

バーベルシャフトまとめ

バーベルシャフト選びは…

  • オリンピックシャフトがおすすめ
  • シャフトは身体に接する器具でトレーニングにも影響しやすいためケチらないで良い物を買った方が良い
  • 選ぶポイントはローレットの位置、硬さ(撓りにくさ)、プレート間の距離、ローレット滑りにくさ

FAQ

バーベルシャフトってそんなに重要?

好みの問題もありますしどこまで拘るかも人それぞれです。しかし最低限用途に合ったバーベルシャフトを選ばないとトレーニングしにくいので注意です。

結局パワーリフティングの大会で使用するシャフトは選べないし拘らなくてもいいんじゃないの?

確かにそうです。ただ個人的にデッドリフトで練習より試合の方が撓らなくて記録が落ちるというのは避けたいです。だからできるだけ撓らないバーベルにしたいです。ある程度の硬さがあれば十分だとは思いますがそこから先どこまで拘るかは自己満足の世界かもしれません。

グリップ(ローレット)は結構違いがあるらしいけど?

より詳しくバーベルについて知りたい方はMBCさんのサイトで詳しく解説されているのでチェックしてみて下さい。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして。
    たけちゃんと申します。筋トレ的に考えると、アイロテックなどではダメでしょうか?

    • はじめまして!
      220㎝タイプのものでアイロテックから44,000円のものが出ていますね。
      品質については正直分かりません。
      ホームページでも耐荷重量等の記載や重量誤差などの情報が無いようです。
      筋トレで使用する重量がそこまで重くなければアイロテックのバーベルでも大きな問題はないと思います。
      しかし、MBC POWERさんや武器屋.netさんからは同価格帯で、品質の良いバーベルが販売されています。
      自分なら不明な点が多いアイロテックのものよりMBC POWERさんや武器屋.netさんのバーベルを購入すると思います。

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